嵐はメンバー主演作タイアップばかりCD出すのやめて

7月25日発売の嵐の新曲「夏疾風」超楽しみですよね。

単に「嵐の新曲」としても楽しみなのですが、更にこれがメンバーの個人出演作品タイアップじゃないから、という期待もあります。(2018 ABC夏の高校野球応援ソング/「熱闘甲子園」テーマソング)

いや、嵐各メンバーの出るドラマとか映画とか、好きです。に主演するのすごくうれしいですし、見ますし。

でも同時に「嵐の曲」が大好きな身としては、「メンバー出演作品タイアップばっかりで、シングル作品が個人に紐付き過ぎじゃね?」という思いもあるのですよ。

そりゃ、「花より男子」のWISH⇒Love so sweet⇒One Loveのコンボでドラマもグループも売れたのはすごい良かったですよ。このやり方は大正解だったと思います。でも、それ続けられちゃうと、やっぱりどうしてもシングル曲と特定のメンバーが関連されて思い出されちゃうというか、「明日の記憶」聴いても、かすかに「あの櫻井翔のドラマの決めポーズって何だったんだろ」とか、「Face Down」聴いても「大野智の聡明キャラって妙にハマってたよな」とか、挙句の果てには「Løve Rainbow」を聞いても「曲はいいのに松本潤の月9作品としては残念な視聴率だったな」とか余計なことを思い出してしまう始末。

やっぱりドラマとか映画のタイアップばかりだとどうしてもその「ストーリーや世界観」に資する楽曲ばかりになってしまって、どうしてもドラマとか映画の内容に引きづられてしまって(「Bittersweet」で「君」って言われると、うっすら石原さとみ出てきちゃうみたいな)、音楽的に自由な発想の作品がシングルとして発売されにくいという問題点もあると思うのですよ。

対して、「きっと大丈夫」とか「Everything」とか「Step and Go」とか「愛を叫べ」とか「復活LOVE」とか「PIKA★★NCHI Double」とか、ましてや「A・RA・SHI」とかの、全員出演作品のタイアップとか、メンバー非関与作品タイアップって、純粋に「あっ!嵐!嵐ーーー!!!!これは嵐!!!!!」ってなるじゃないですか。わかります?この感じ。この感じがもっと欲しい!

自分が想定してるのは、SMAPのやり方なのかもしれないと思ってます。SMAPも個人出演作品のタイアップはたくさんあるんですけど、当然そうじゃない作品もたくさんあって、それが実は「SMAPっぽい=音楽的に自由で新しい」シングル群の世界観を作っているんじゃないかな、と。その秘密はすごくシンプルで、90年代と10年代後半に多いんですけど、とりあえずSMAP×SMAP」テーマソングにしちゃうという。すごくないですかね?

「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」「Peace!」「夜空ノムコウ」「朝日を見に行こうよ」「Fly」「Let It Be」「freebird」「This is Love」「Mistake!」「Top Of The World」「Otherside」

これ全部SMAP×SMAPのテーマソングなんですよ。どれも「SMAPらしい」、そして「ちょっと音楽的に挑戦している」楽曲が多いじゃないですか。特定のストーリーに依存しない、楽曲だけで世界観を打ち立てられるんですよね、このやり方だと。あと自身の番組のエンディングでバンバン歌える。

「Step and Go」はVS嵐の前身番組、松居一代が大活躍の「GRA」テーマソングだったじゃない!あれもっとやりなさいよ!

嵐ももっと「しやがれ」とか「VS嵐」のセットで歌いなさいよ新曲、I'll be thereの時みたいに。
「Everything」を「ヒミツのアラシちゃん」のセットで歌ったやつ、すごくよかったじゃないのよ!あれ好きなのよ!

偶然にも「夏疾風」は55枚目のシングル。SMAPがいまだ出せていない「56枚目のシングル」からは、この流れに乗って、例えば「嵐にしやがれ」や「VS嵐」テーマソングなんかで、自由で面白い、「嵐らしさ」の領域を押し広げるようなシングル曲を期待したいなんて思ったりします。

ということで、一覧にしてみました。出典はWikipedia。誤りや認識違いはTwitterやコメントで教えていただけると助かります!
28枚目以降がヤバいっすね。
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