小沢健二 with 三浦大知 ゲリラライブ at GINZA PLACE for Tokyo, Music & Us 2017 - 2018 現地思い出しレポ #ozkn

大変なことが起こりました。2018年8月29日、小沢健二が銀座4丁目の交差点に三浦大知とサプライズで現れ、トークセッションライブを行いました。

 

追記: 配信開始になりました↓

‎Tokyo, Music & Us 2017-2018:小沢健二 & 三浦大知

 

事の起こり

 2018年8月28日、私は世田谷文学館におりました。目的は「ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ」の特別企画「小西康陽×信藤三雄 トークイベント」を見るためです。

信藤三雄さんはご存知フリッパーズ・ギター(かつて小沢健二が所属していたバンド)のデザインを手がけた方であるため、小西さんには直接関係ないものの、普通のカッコでいくのも勿体ない気がして、なんとなく小沢健二Tシャツを着て現地に行きました。

トークイベント楽しかったんです!信藤三雄さんと某宗教団体の話とか、小西さんがピチカート関連以外で気に入ってる信藤三雄ワークはフリッパーズギターの3rdアルバムだとか、めっちゃ面白い話聞けて大満足してたんですよ、わしは。小西康陽とじゃんけんも出来たし。

トークイベント中は携帯をマナーモードに、とのことだったので、通知を切り(このためにゲリラライブ実施予告を見逃す)、充電状態でカバンの中に入れておりました(これが後の実況時には奏功)。

素晴らしいトークイベント終了後、Twitterで知り合い、5月の小沢健二のツアー会場で仲良くさせていただいたManabeさんをお見掛けしたので、「どうも!」とご挨拶したところ

ツイッター見ました?小沢健二が大変なことに」と仰るではないですか。

慌てて携帯を確認すると「銀座4丁目 GINZA PLACE で三浦大知とTokyo, Music & Us 2017 -2018の収録を行っている」との情報が。*1

世田谷文学館の床に崩れ落ちました(マジ)。時はすでに20時半!この時はもう収録も終わったころだろうと早合点してしまったので、世田谷文学館のスタッフに閉館ですと追い出されるまでうなだれていました。

小沢健二が銀座にいるのに、世田谷で小沢健二Tシャツ着てる敗北感ったら…しかも世田谷文学館は2015年に小沢健二が伝説のゲリラ弾き語りライブを行った場所…当然現地でも小沢健二のゲリラライブに思いをはせていたのに。その最中にまさか銀座でゲリラライブやってるなんて…!

しかしその後、まだ収録が続いているとの情報を見たので、ダメもとで現地に向かうことに。移動しつつ情報収集。何やら「アイスクリームが溶けてしまう前に」(小沢健二が去年出したハロウィンをテーマにした絵本)を手にハロウィン的なセットの中でトークをしていて、りーりーがファンサしてて、これから歌収録が始まるとのこと。そんで小沢健二の髪が青い。なんじゃそら?!しかも三浦大知!?ライジングではISSAの弟的存在で、おげんさんの次男で庭師の????間に合え!歌収録!カモンベイビー銀座!

現地到着

とりあえず世田谷文学館から千歳烏山⇒新宿⇒銀座。新宿駅構内と銀座駅構内をとんでもない速さで走りました。途中「小沢健二三浦大知でパラシューター歌わないかな?」とかくだらないツイートしつつ…。走りました。BUMP OF CHICKEN「K」のホーリーナイト顔負けの走りを見せました。そして間に合った!!!!!

到着したのは21時20分ごろ、周囲も含め人だかりが100人くらいいたと思う。

ガラス張り(ゆえに中の音が聞こえない)ショーウィンドウの中には赤い車と、ハロウィンの飾りつけ!足元に大きなジャックオランタンかぼちゃがいくつも!正面はビルの内側に向いていて、背景にあたる部分は、コウモリとか魔女とかハロウィンの形をした板のかざりがぶら下がってました。↓の写真の通りです。赤い車も映ってますね。

(8月29日午前7時更新:あっ、ツイート消えてる!)

 

参考画像: f:id:gozen3amsp:20180829175714j:image

 

自分が到着した時点では誰もいませんでしたが、21時27分ごろ、小沢健二三浦大知が出てきました!

小沢健二髪が青い!!すごい!!綺麗!サラサラ!!!

三浦大知!こないだおげんさんで見たまんま!!!!!

っていうかおげんさんって先週?やばみ。

なにやら我々に背を向けてセッティング中。なるほど、ヲタクが背景になるCDTVモーニング娘。'18方式だな?と思ったところ、21時33分ごろ、ステージが回転(!!!)。車が回るので、ちょうど立体駐車場前のターンテーブルがごとく!

大スターの出で立ちで回転しながら我々に正面を向ける2人。堂々と仁王立ちの三浦大知子供用のピンクのミニスケールギター(Squireのピンクのストラト、↑のギター)をシャカシャカ鳴らす小沢健二、音は聞こえず。それらが電子レンジのようにゆっくり回ってくる(最新のレンジ回転皿ないってマジすか?)!シュール!でもギャラリー大喜び!

 

このあたり、後ろを通る人からは「三浦大知だ!!!」「え?うそ!ほんとだ!!!」と三浦大知さんに反応する声が多かったです。「お?オザケン?あたし昔ライブ行ったよ!」的な声もあった。

個人的に笑ったのは↓

 

そのまま歌収録を始めるのかと思いきや、三浦大知が口パク・身振りで「もう1周」とのこと。人間電子レンジ継続…その後、無人でステージは正面を向き、背後の木の位置を微調整したり…

そして21時41分ごろ、そういえばステージ上にセットしてあったmoog(シンセベース)のところに、黒いベレー帽の見たことある人が座っている。このサプライズゲリラライブを予告ツイートしてたGINZAMAGAZINEのInstagramでもTR808とmoogの画像が上がっていて、moogは誰か弾くのかな?飾り?とか思ってました。で、結論、小沢健二のツアーではベースのサポートメンバーとしてお馴染み中のお馴染み。中村キタローさんでした。

スタッフからは「カメラこちら向いてるので映りこむ可能性ございまーーす!」という注意喚起もあり、緊張感が走る!!!カメラマンさんたくさんいたなぁ。しかもいろんな形のカメラで。

また、ギターがじゃんじゃか弾かれるたびに、すこし音が聞こえるのだが、その音漏れが聞こえるのはステージ上手サイドにあるビルの自動ドア(2つ)が両方開いている時だけ!というなかなかのハードモード。開けといて!!

セッティングは続く…次第に時間がたち、和光の時計台から22時の鐘が響く

そしてついに!!!22時15分ごろ!スタッフから携帯電話を仕舞うよう指示があり!二人が登場したのです!!!

ライブ

1.シナモン(都市と家庭)

ぬるっと始まったのは、事前にツイートで予告(直後に削除されたけど)のあった「シナモン」。とはいえ外からでも聞こえるのは小沢健二のギターと、時折二人のボーカルが少しだけ。三浦大知さんの目の前に置いてある譜面台に画用紙が乗せてあり、おそらくそこに歌詞が載っている模様。三浦大知さん何度かチラ見。

残念ながらガラス越しには中村さん(いつの間にかサングラス着用)のmoogと、小沢健二リズムマシンとして使っているiPhone(アプリはちらっと見えたけど今回もFunkBoxっぽかったです)の音は全く聞こえず…。とはいえ、FunkBox(or TR808?)、エレキ、moogの編成は小沢史上初?

歌割りは「春の空気に虹をかけ」ツアーで「シナモン」披露したときの満島ひかりパートを小沢健二が、小沢健二パートを三浦大知が歌っているような印象でした。(1番歌いだし「骸骨が~」は三浦、Bメロは小沢、ひかりちゃんの声が印象的だった2番の歌いだし「外国時間を~」は小沢健二だったような…。ここも春空虹同様、ハモっていたように思います。きっと三浦大知が上パートかな?)

それとギターソロは省略されてて、2番のサビ終わり、すぐに「夜の終わりは来る」(ここは三浦大知が歌ってた)になってました。

あと「狼の様に月に吠える」では、三浦大知ボーカルで、小沢健二は「オウフ!オウフ!オウフ!」みたいな3回繰り返して吠えるコーラスをやってましたね、毎回。

終わってすぐ、2番の歌いだしをやりなおして、何かを確認する3人。わりとすぐに2回目へ。

あと危惧された自動ドア問題だけど、わりと開けっ放しになってた(警備員さんがしてくれてたのか?)。


2.シナモン(都市と家庭)

同じ曲2回目!Tokyo, Music & Us #2のための峯田和伸との下北沢ゲリラライブでも「ある光」を3回ほど演奏したと聴いていたので、何度かやるだろうなとは予想していた。

ボーカルの声はうっすら聞こえる程度だったけど、大サビの後の「君と僕との~~↑↑」のハイトーン部分は、三浦大知ボーカルが、毎回とてもよく聞こえた。

2回目を終えた後、ギターのチューニング(チューニングは小沢さんではなくスタッフがやる)、飲み物休憩などで間が空いた。小沢健二の髪型も、ちょいちょいヘアメイクさんがなおしに来る。その間、三浦大知さんは笑顔で立っている。すてき。時折二人で仲良く会話しているが、その内容は聞こえてこない。何やら小沢健二三浦大知を褒めて、三浦大知が謙遜するような(そんなことないっす的な)様子も。


3.シナモン(都市と家庭)

ギターのチューニングも終え、再開。

このあたりから曲の冒頭に

小沢健二「みうらだいち!」

三浦大知「おざわけんじ!」

小沢健二しなもん としとかてい!」

という、「ラブリー」冒頭でちょうど小沢健二満島ひかりがやっていたようなやり取りが始まった気がする。

更には、乗ってきた大知くんが「変身する」のポーズをやり始めたのもこのあたり。
ただし大知君のは微妙に本家と違っていて、動きも右手のみ(左手はマイク持ってるので)で、「右手を左右手を右(ここまでワイパー)→右手を左上右手を右下(ヒーローポーズっぽい動き)」になってました。文字だと伝わらね~。最初の手の方向が逆。「ワイパー→ヒーロー見参ポーズ」の組み合わせ的なのを想像してください。

とはいえさすがダンサー。ふとした動きのキレもしゅごい…
「変身ダンス」はこの動画の(44秒ごろ~)を参考にしてください↓。三浦大知さんの踊りと比べないで…

3回目のシナモンが終わっても、頭をひねり納得いかない様子で、何かを確認する小沢健二。もう一度、ということに。


4.シナモン(都市と家庭)

4回目が終わっても、小沢さん納得行かず、いよいよ何かがおかしいぞ、という雰囲気になり、キタローさんと小沢さんが頭を突き合わせて何かを相談していた。おそらくだけど打ち込んだドラムのパターンに納得がいかなかったのか、それを修正していたっぽい?キタローさんの足元に二人でかがんで色々やっていたのは、もしかしたらこのiPhoneTR-808(ドラムシンセ)をいじっていたのかも??現地では確認できなかったけど、TR-808見たよって方いたら教えてください。

ギターもチューニングしなおして、結構長いインターバル。

あとこのタイミングでiPhoneいじりつつ、すごい勢いで小沢健二iPhoneのタスクキル(バックグラウンド起動中のアプリを上にスワイプしてオフにする)しまくってて笑いました。


5.シナモン(都市と家庭)

満を持して5回目!修正したドラムパターンが奏功したのか、ようやくOKという雰囲気に。弾き終えて、笑顔に!大知くんもこちらを気遣ってくれる視線。

飲み物休憩になり、大知くんの手元にあった譜面台の歌詞が書いてある画用紙も交換。事前のツイート(直後に削除)では「シナモン」ともう1曲、とあったので期待が高まる。

6.麝香

どうやら2曲目の試奏が始まった。小沢さんのギターのリズムパターンが変わった。

チャッチャッ!ツチャッツチャ!「あっ、このギターのパターン!知ってる!なんだっけ!あの~…ほら、ブルゾンちえみAustine Mahone "Dirty Works"的なこのパターンはほらあの」と思いつつ↓をツイート

(※エクレク配信?=このゲリラライブでApple Music未配信の小沢健二の3rdアルバム「Eclectic」から曲を演奏して、新たにApple Music配信を開始するのかな?過去同番組では2回ともApple Music未配信(或いは配信開始直後)の楽曲を演奏して、配信開始をアピールする構成になってたからな…という思いを6文字+1記号に纏めたもの。)

結果的に「はいビンゴ!」で全て良し全部バッチグー!

アルバム「Eclectic」に収録の「麝香」でした。レアい!

読唇術で冒頭の

小沢健二「みうらだいち」

三浦大知「おざわけんじ」

小沢健二「じゃこー」

を読み取り、一緒に歌いだしの「じゃっこーおのー」を口パク出来た時のよろ~こび~♪
麝香」を生で聴けるなんて!すごいぞ!!とテンション上がったものの…

 

しかし!!!!!ここでGINZA PLACEに集いし我々を悲劇が襲う!

悲劇その1「演奏が始まった瞬間、和光の23時の鐘が鳴るなり」

悲劇その2「同時にビルの閉館時間になり、これまで音漏れが聞こえていた左側の自動ドアが完全シャット

結果→「あれ?2曲目何やってるの?聞こえない」状態の発生

「何の曲やってたか分かんなかった」という方もいらしたとおもいます。

というか、ただでさえ過去のツアーでは1回披露されたことがあるものの、定番曲が多数ある小沢健二のラインナップではマイナー曲であり…相変わらずやってくれるねえ!小沢健二さんは!そこにシビれる憧れる!


7.麝香

三浦大知もだいぶ乗ってきて体を動かしながら歌うように…ここでふと気づく。この曲を三浦大知と歌っていることのすごさを。

私はリアルタイムの小沢健二リスナーじゃないので(※決して「世代じゃない」わけじゃない)、当時「Eclectic」がどのように受容されていたのかを完全にわかるわけではないものの、「時代を先取り」していた感はある。私が2016年に初聴きしたときに「今風でかっけー」と思ったし。

で、ジャンル的に「R&B」が正しい言葉かは分からないんですけど、端的に言うと、「Eclectic」って三浦大知がやってることに近いんじゃね?ってことなんです。(三浦大知もちゃんと全部聴こう…)

以前、小沢さんは「ポップスをまたやり始めた理由」を「ceroの3人みたいな人がいるので」と行っていましたが、三浦大知の活躍を見て、あるいは活躍のおかげで「Eclectic」が届きやすい環境になってきたな、とか思っているのかもしれないですね。

相変わらずドアが完全にシャットされてしまったので、見ている側はほぼ無音。

とはいえ、曲の最後の終わり方は「動く動くあなたの心 それを感じたい」をギターを弾きながらゆっくりテンポを落として、最後を伸ばして歌っているのは分かりました。イメージ的にはシナモンの最後のパートに近いかもしれない。

小沢健二ファンの方なら最後の部分「そっれっをっ か~ん~じぃ~たいぃぃぃぃいい~↑」の感じ分かっていただけると思います。あの最後の語尾を伸ばして終わる感じ。

あ、あとこれも↓

やばい!


8.麝香

この頃になると、「頼む三浦大知、『麝香』に振り付けを付けてゴリゴリに歌いながら踊ってくれ」と思っていました。この後に、小沢健二の「もう1回!」の身振り。スタッフに、そして観客に、クシャっとした笑顔で人差し指を何度も立てていました。

あとだんだんどこを歌っているかわかるようになってきました。中盤の「愛の火の煌き~」「あなたがそっとバッグに~」の部分は交互に歌っていたように思います。「愛の火~」から三浦大知、「あなたがそっと」から小沢健二。というか全体的に交互に歌ってたような気がする。


9.麝香

ラスト「麝香」の前に小沢メンテナンス。髪型をなおしたり、汗を拭いたり、リップ(!!!)を塗ったり。その中で、着ている洋服をなおす途中、黒いセーターの下に「ザ・オザケン」という感じのボーダーのTシャツ(袖の長さ不明)を着込んでいて、さすがすぎると感心。

演奏終了後、OK!という雰囲気になり、捌けていきました。捌けるとき、車の脇から、ぶら下がってるハロウィンの飾りを避けつつ。車の後ろ側に回り、完全に捌ける前に、小沢健二はこちらを振り返り、「おやすみなさい」のポーズかましてきました。やられた…。もう記憶があいまい。終わったのは23時半ごろ?

終了後…

上の空のまま、しばらくその場を動けない(っていうか喉乾いた)。集まった人々は散り散りになっていく。

同じく現地に駆け付けた小沢仲間のよねむらと雑談して「やべーやべー」言っていたら、

小沢健二さんが目の前に?!???!??!

交差点でこの写真を撮っていました。

 

おそらく今後は…

・10月ごろにApple Musicにて「Tokyo, Music & Us 2017 - 2018 #3」の配信

・併せて、Apple Music / iTunesでの「Eclectic」の配信開始

・さらには昨年同様ハロウィン関連イベントあり???あるのか?ないのか?

 (とはいえ同番組の収録とアナウンスされていたわけではないので、壮大なドンデンガエシで、実はテレビ特番でしたーとかもなくはないのかも。)

 

*1:Tokyo,~は小沢健二がホストを務めるApple Music独占配信番組。過去2回、満島ひかり峯田和伸を迎えて配信されたものの、半年以上放置されていたため、小沢ファンからは新規配信を熱望されていた